高知のオーダーメイドジュエリー専門工房のMisabouです。

 

今回は少し変り種のオーダーです。

ジッパーへついているタブってありますよね？

指先で持ちジッパーをスライドさせて開閉するタブです。

それをシルバーでのオーダー。

 

 

実は、以前に↓こちらのリングのオーダーをいただいた方からの同デザインでのタブオーダーでした。

 

 

 

製作前には、タブのイメージとジッパーへ取り付け可能なサイズ見本にと↓実際のジッパー見本を送ってきてくださいました。

 

 

それなりに色々と作ってはきましたが、ジッパータブはお初なので、目安になるものがあるというのは大変助かります！

 

 

 

 

では、デザインは既に決まっているので早速に製作開始です。

いつものようにワックス原型の製作。

 

 

 

 

タブは2個製作します。

なぜかって・・・？

 

 

 

 

 

 

 

それは、あるモノへ使うために2個製作する必要があるんです。

 

 

 

 

 

 

 

デザインは、「同じ向き」か「鏡写し」か・・・と伺ったところ、「同じ向き」という希望だったので双子の原型を製作。

同じものを2つ以上鋳造製作する際に、方法としては必要個数の原型を製作するか、ゴム型という量産用の型を製作するかの2通りの方法が考えられるのですが、

今回は2個だけの製作でしたのでゴム型ではなく原型を製作することに・・・。

 

 

 

どの方法で製作するかを考える時、お客さまが負担するコストにも影響が出る部分ですので、

できるだけ負担が多くならないように、そして効率的な製作が出来る最善の方法を選択・提案しています。

 

 

 

 

 

 

リングと同デザインのタブ用原型が出来ました。

これを、鋳造してシルバーにします。

 

 

 

 

 

↑シルバーで鋳造よりあがってきたタブ。

これを仕上げていくのですが、その前にタブの強度を確認しておきます。

 

 

 

最初にサンプルにと送ってもらったスライダーへ取り付けしてみます。

その様子を動画でも確認していただきます。

その動画は↓こちらでご覧いただけます。

 

注）ただファスナーを上下させるだけの動画です（笑）

 

 

おぉー！素晴らしいですね！動画で観ると問題無く動きそうですね。いつも良いお仕事をありがとうございます。楽しみにしています。

 

と、確認と好感触の感想をいただきました。

 

私自身の感覚的にも、そして強度的にも、使用感も問題なさそう。

このタブは、ブーツへ取り付けるためのタブなんです。

なので、今回は少々過酷な環境におかれるであろうタブの耐久性を考慮した厚みやボリュームでの製作をこころがけました。

 

 

さて、後は仕上げ一直線！

 

 

 

仕上げ後、タブがどうなったか・・・。

依頼いただいたご本人より画像をいただいたので、許可を得た上で掲載させていただきます。

 

 

 

 

こちらが、そのブーツ。

 

 

 

見た瞬間、嬉しくなりましたワタシ♪

ブーツとても格好いいじゃないですか！

なんでも、こちらのブーツもオーダーメイドなんですって。

そして、そのブーツに取り付けられたタブ。

 

 

細部までこだわりぬいたオーダーメイド。

その中で、今回は脇役のジッパータブですが小さくても存在感はあるように思います。

（製作者の勝手な自負ですが^^;）

 

オーダーメイドのリングを身に着けて、このブーツを履いて、颯爽とお出かけする素敵な姿が想像できます。

あなたの小さなこだわりを形にするお手伝いをさせていただいています。

小さなこだわりを大きな喜びに・・・Misabouオーダーメイド、1度お試しください^^

 

 

 

 最後まで読んでくださり、ありがとうございますn(_  _)n

 

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