オーダーメイドジュエリー専門工房のMisabou Studioです。

■好きなモチーフをデザインに

今回のオーダーは彼女から彼へ贈る、「大切な日に大切な人へ贈りたい」プレゼント用ネックレスの製作です。

モチーフは、メンズアクセサリーの定番と言ってもいいスカルと、スコーピオン（蠍/サソリ）を使ったデザイン。

これらのモチーフは恋人（彼）が好きなモチーフだそうで、デザイン提案をするにあたって普段身につけているアクセサリーや彼が好きなデザインなど、参考になる画像を送ってくださいました。

お相手のイメージが全くない状態と、好きなものやファッションなどを少しでも把握した状態とでは後者の方がよりご希望に沿ったデザイン提案をしやすくなります。

もちろんお相手のイメージを把握できなくても、デザインに対するご希望条件や雰囲気などを伝えていただければ、それらを元にデザインアップをしますので大丈夫です！ご安心を♪^^

デザインを何パターンか提案し、それをたたき台に、更にアレンジ案の提案をします。

今回は、初回の提案デザインの中でお目にとめていただけるデザインがあったので、そちらで即決！

決定したデザインで製作を開始します。

トップ部分の大きさのご希望も明確にあり、

ペンダントトップの大きさは今身につけているものと同じくらいのサイズにしたいです。

ということで、大きさは20ｍｍ径で製作します。

２０ｍｍ径は、おおよそ一円玉相当サイズです。

当初の希望サイズは、縦２５ｍｍ、横１５ｍｍ位だったのですが、デザインがリング状に丸いフォルムになったこともあり、予定通りの２５ｍｍ径サイズのトップになって良いかどうかの確認をしたところ２０ｍｍ径にしたいという希望だったので、デザイン打ち合わせ時にサイズ変更となりました。

打ち合わせ時の変更はいくらでもOKです！むしろ大歓迎です。笑

そして、レリーフデザインが希望だったので半立体仕様で製作します。

🔳ダイヤを入れて…

緑色の物体はロストワックスという専用の素材で、それを加工して型を作ります。

ここで製作したワックス原型は、鋳造で仕様し、希望の地金素材（今回はシルバー）に置き換わることになります。

鋳造を終えてシルバーとして工場から戻ってきたら、仕上げを行います。

湯道（湯口）という突起物を切り落としてから、ヤスリや紙やすり、回転工具などを使い研磨をして仕上げていきます。

仮仕上げを終えたら、最後に石留めと燻し加工をします。

実は、

大切な日に送りたいので、ダイヤを少し入れられたらいいなともおもっていますが、予算を考えてて決めたいです。

というご希望をいただいておりました。

ご予算内で収めれそうだったので、希望のダイヤを入れるデザインになっていました。

更に、「燻し加工のようなくすんだ感じが好み」ということでしたので、燻し加工をしてデザインにもメリハリを加える仕上がりに。

🔳完成

シルバーは使いこむほど味が出る素材です。

燻し加工をした品物をお使いいただくうちに、より自然なユーズド感が出てきて味わいある雰囲気になってくるので、シルバーならではの楽しみといえます。

0.01ctのダイヤを１石がアクセントになりました。

そして裏面にはご希望の刻印を入れました。

刻印を入れると安っぽくなるか・・

という質問をいただいたのですが、私の見解は裏側へ入れる場合は特にデザインにも影響はないし、文字フォントによっては、よりカッコよさを出せると考えますので決して安っぽいということもないと考えます。

実際、オーダーメイドという特別なお品物なのでMisabouをご利用のお客様は刻印を入れられる方が結構多いです。

スカルはつや消し仕上げにして、スコーピオンは光沢ありの仕上がりにすることで立体感とメリハリが出ています。

使い込めばスカルがいい味を出してくれるようなつや消し加工にしてあるので経年変化を楽しんでいただける一品です！

最後に2.０ｍｍ幅・５０ｃｍのカットあずきチェーンを通して完成です。

あなたの大切な人へ。。。大切な日の贈り物にMisabouのオーダーメイドジュエリーはいかがでしょうか？

 

 

 

 

 最後まで読んでくださり、ありがとうございますn(_  _)n

 

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