オーダーメイドジュエリー専門工房のMisabou Studioです。
「近未来」を形にする
今回のオーダーのテーマは近未来。
「近未来」と一言でいっても、具体的な形にする作業を行うとなると けっこう漠然とした感じがします。
近未来というキーワードからイメージするものや、既に持っているイメージなどを伺うと次のような画像が送られてきました。
とあるゲームの中に出てくる画面のようですが、「近未来」に対してどのようなイメージを持っているかは一目瞭然ですね♪
いただいたイメージを元にデザインアップを行います。
メリハリ
ご希望のデザイン条件は、
・近未来、幾何学的な雰囲気
・中央に石を入れる
の2点。
最初に提案したデザインの中から選んでいただき、、、
そして、それにアレンジを加えたのが上画像のイメージ。
ラインにメリハリが欲しい
ということで、更にメリハリをつけたのが下画像。
ラインの幅を狭くしたり広げたりと強弱をつけてみました。
アレンジ提案すると、
デザイン案ありがとうございます!
すごく格好いいです!(*≧∀≦*)
このままで十分素敵なのでこれでお願いします!!
本当にありがとうございます!
と、大変気に入っていただいた様子^^。
製作開始
デザインが決まると、いつものようにワックスという素材を使い原型製作から始めます。
出来上がったワックス原型は、鋳造工程を経てシルバーに置き換わります。
ワックス原型を石膏で固め、焼くと ワックスは溶けてなくなりワックス原型の形の空洞ができます。そこへ溶かした地金を流し込めば、ワックス原型と同じ形の地金物が出来上がる。
これが「鋳造」です。
鋳造からあがってきた状態がこれ↓。
サイズを微調節したら、研磨をして仕上げに入ります。
最後に、中央へ石を留めたら完成!
表面は鏡面仕上げ。
彫り下がった凹部分は、つや消し加工でメリハリを。
ラインにメリハリをつけたのも効いているみたいです^^
中央へ入れる石の色は、水色、青、黄緑のいずれかという寒色をご希望でした。
石の種類に特にこだわりはなかったようで、合成石でもOKということでした。
折角なので、合成石ではなく天然石を入れることにし、今回アクアマリンを使用しました。
「近未来」という珍しいテーマでの製作でしたが、いつもながら非常に楽しく製作ができました^^
指輪全周にぐるっとデザインが入っている「エタニティタイプ」のリングなので、
サイズ直しが”デザイン的に”できないというのが、エタニティデザインのある意味デメリットになります。
出来るだけ指のサイズは維持していただければベストですが、どうしてもの場合は”物理的には”サイズ直しも可能です。
デザインが一部途切れたりする場合はありますが・・・。
エタニティデザインをご希望いただく場合は、その点を予め承知いただければ
どんなエタニティデザインでもMisabouでは対応しておりますので、ご遠慮なくご相談ください♪
最後に来てデメリットな話になりましたが、Misabouではメリットもデメリットも「伝えるべきことはきちんと伝える」ということを重要視しています。
当たり前のことですが、お客さまのリスクや負担が出来るだけ増えないよう事前の説明や打ち合わせも丁寧に行っています。
最近、特に多いのが「遠くて工房に行けないけど、オーダー可能か?」という質問。
もちろん、遠方からのご相談でも大丈夫ですよ!
女性デザイナー兼職人が直接対応していますので、お気軽にご相談ください♪^^/
最後まで読んでくださり、ありがとうございますn(_ _)n
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