高知のオーダーメイドジュエリー専門工房のMisabou Studioです。
「オーダーメイド」って特別なものと考える方は大変多いと思います。
当工房でもご相談やご依頼いただく場合、大切な方への贈り物や自分へのご褒美に、特別な贈り物をするために“オーダーメイド”をという場合がほとんどです。
今回も、特別な記念日の贈り物として結婚10周年記念にペアネックレスジュエリーのご依頼です。
ご希望のデザインのこだわりとして・・・
羽を2枚入れたデザインでお願いしたいです。あまり大きすぎない形で…。結婚10年目の記念で作りたいので、裏側に文字の刻印も入れたいです!
とのご希望をいただきました。
デザインのキーワードとして、羽と10をモチーフとすることに!
デザインアップを行い、提案の上 検討いただきます。
どのデザインも好きですが、①か③が特にいいなぁ思いました!
少し違った感じでも見てみたいのですが、①や③をもう少し丸に近いデザインで書いてもらってみてもいいでしょうか?
サイズ的にはチェーン通り穴は除いて、縦横共に2.5cm以内の小振りな感じでお願いしたいです。
と、具体的なアレンジのご指示をいただきましたので、アレンジ提案を行います。
丸めにアレンジした羽の大小2枚が1組になったデザインで、ペアで鏡写しのデザインになる仕様。
デザインが決まれば、原型製作の開始となります。
形が出来てきたら、細部の仕上げを行います。
工具が入らない羽の溝部分は紙ヤスリを使って・・・。
さて、原型の表側は出来ました。
鏡写しのデザインなので、背中合わせにすると・・・
ピッタリ!!^^
裏側へバチカン用(チェーンを通すための金具)のブリッジをつければ原型完成。
ワックス原型が出来たら、鋳造工程を経て地金(今回はシルバー)の状態となります。
この後は、研磨工程まっしぐら!
地金の状態となったら、1工程1工程仕上げへ向けて手をかけていきます。
荒い目から細かい目まで順番にヤスリがけをし、
紙ヤスリでも目の粗いものから細かいものへと順番にかけていき、
鏡面光沢を出すための下準備をします。
研磨作業は、地道で地味な作業ですがこの手間が光沢の良し悪しに影響するのですから、丁寧に仕上げていきます。
仕上げを終えたら、最後にメッセージ刻印を裏側へ入れて完成です!
羽のデザインと10周年の「10」を組み入れたデザイン。
「10」が全体のデザインに自然に馴染むように・・・且つ「10」を少し主張させた感じ・・・。
羽と数字の違う要素を持つモチーフの組み合わせ。
そして、鏡写しにしても成立するデザインバランス。
難しい部分でもありましたが、「個性的で変わったデザイン」をご希望いただいていたので、
シンプルっぽくてもインパクトはあるデザインに仕上がったと思いますが・・・いかがでしょうか^^?
厚みも適度につけてありますのでシルバーでも軽々しくなく、でも着けていても重く感じない“絶妙感”も大事にしています。
予定よりも作業が押してしまい、少しお待たせしてしまいましたが無事に完成となりました。
(T様、お待たせして申し訳ございませんでしたm(_ _)m)
シルバーは変色しやすい性質がありますので、仕上げにロジウムメッキ加工をして変色し難くします。
*メッキ加工はご希望に応じて対応させていただいております。
(注:メッキ層は薄い膜なので、永年変色しないという保証するものではございませんので悪しからず^^;)
鏡写しのデザインは「お互いを写す鏡」という意味はもちろん、共に支え合う”夫婦”のカタチ、意味をデザインに込めました。
10年という長い時間を共にし、これからも一緒に歩んでいく・・・。
あなたも、大切な人への想いや共に歩んだ人生をアニバーサリージュエリーというカタチに残してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございますn(_ _)n
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