オーダーメイドジュエリー専門工房のMisabou Studioです。
Misabouは、このブログ以外にSNSアカウントもあります。
中でもInstagramは、比較的リアルタイムの工房内や製作状況を（不定期ですが^^;）アップしていて、Twitterでは、営業スケジュールや営業時間、オーダーの受注状況など、重要なお知らせや急な変更のお知らせを主に発信しています。
ですが、オーダーメイドの実例を詳しく紹介しているのは、このブログのみとなります。
今回は、そのブログをご覧いただいた方よりご依頼いただいたオーダーのご紹介です。
幸運モチーフのネックレス
初回のご相談時に、
初めまして。
以前より気になっていまして、今回是非お願いしたく思います。
イメージとしては、碇と鷲をモチーフにしたトップをお願いいたします！
というお問い合わせメールをいただきました。
”以前より気になっていた” というのは、なんともじんわり嬉しいコメントです^^
今回のテーマ、「鷲と碇」
これらのモチーフをネックレストップのデザインに。
初回は5型ほどデザインアップしたものをご提案します。
デザイン案拝見しました。④と⑤がいい感じですねー！
④と⑤デザインで、ティアドロップ型の土台（？）にできますか？
デザイン案をもう少し頂ければ嬉しいです！
ヨロシクお願いします。
たたき台にしていただき、追加のご希望に応じてアレンジアップを行う。
これを納得いただけるまで繰り返し、オンリーワンのデザインを作り出していきます。
鷲＝イーグル。
インディアンジュエリーなどでよくみかけるモチーフですが、リーダシップ、将来性の象徴。
碇＝アンカー。
安定、力、希望の象徴。
滴型（ティアドロップ）は水を連想させます。水は、平和や生命の象徴。
どれも非常にポジティブな意味を持ちながら、意味が重複したりケンカしたりしないバランスの良いモチーフの組み合わせです。
最終的にデザインが決まったら、原型製作開始です。
トップのサイズは3cm。
碇と鷲をクロスさせたデザイン。
凸状のデザインで立体的に表現します。
ワックス原型が出来たら、原型チェックしていただきます。
原型確認しました！いい感じですね。これでお願いします^_^
OKをいただいたら、ワックス原型は鋳造へ～GO!
専門の鋳造工場で、鋳造を経てシルバーの塊となって戻ってきたのが↓この状態。
仕上げ
デザインの凸凹部分も、無事に綺麗に鋳造できていて一安心♪
研磨をして仕上げにかかります。
裏面も、ヤスリをかけて整えていきます。
次は、紙ヤスリを使って少しずつ面を整えます。
同じような作業光景ですが、ヤスリの目を粗いものから細かいものへ、
そして、紙ヤスリも同じく粗いものから細かいものへ地道な作業の繰り返し。
面が整ったら～
チェーンを通す部分の内側も綺麗にヤスリがけを行います。
メインのデザイン部分の凸凹部分は、ブラシ状の回転工具を使って研磨。
最後に、品位刻印と製作証明刻印を入れて完成です。
品位刻印は、素材を証明する刻印。
今回はシルバー素材なので、その刻印を入れます。
そして、製作証明刻印は、Misabouで製作しましたよ～という証の刻印。
当工房のロゴを打刻します。
お守り代わりの幸運アイテム
そして、最後にいぶし加工。
碇と鷲が浮かび上がります。
デザインのボリューム感は、こんな感じです。
チェーンは、2面カットあずきチェーン（2.5mm幅）50cmを使用。
人生において、どんなに困難に直面しても真っすぐに立ち向かう強さや勇気、ぶれない意思、人生の荒波から身を守るアイテム。
幸運モチーフを身に着けることで、自身の願いを再確認したり、ここぞという時の一押しになったり、ポジティブな意識を高めるといわれています。
お守り代わりに、自身にとっての幸運アイテムをあなたも身に着けてはいかがですか？
最後まで読んでくださり、ありがとうございますn(_ _)n
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