オーダーメイドジュエリー専門工房のMisabou Studioです。
今回は、ご夫婦のペアリングのご依頼です
プレゼント用のワイドリング
当初は、このようなご相談からスタートでした。
主人にリングのプレゼントを考えているのですが、
メンズリングは作って頂けますか？？
もちろんですとも！^^
Misabouのデザイナー兼職人は、女性です。
そんな女性職人が営むMisabouでは、メンズデザインを得意としています。
女性が手掛けるメンズジュエリーってどんな感じ？
と、気になったあなた！^^
↓こちらもチェックしてみてください。
というワケで、デザイン提案からスタート～！
ご希望を伺い、形にしていきます。
今回は幅広のデザイン。
トライバル調の「かっこいい」感を表現したデザインでのご提案。
数型デザインの提案をして、その上でご希望ご要望を更に伺い、
必要に応じて、アレンジの提案をして・・・と、ご納得いただけるデザインが出来上がるまで、
お客様と一緒に形を作り上げていきます。
ご提案した中から、「これ！」とお気に入りを選んでいただける場合もあれば、
「こういう風にできますか？」
「こうしたらどんな感じになりますか？」
と、逆にアイディアをいただく場合も^^。
ご相談時にデザインがぼんやりしていても、デザイン画を見たりするうちに、
こうしたいな～、ああしたいな～、、という希望は必ず出てくるので、
そのご希望を、形に落とし込んでいくお手伝いをするのが、Misabouの役目です^^ｂ
ワックス原型加工
デザインの打ち合わせを経て、決まったデザインを実際の形にしていきます。
今回は幅広タイプのリング。
男性用は15㎜幅。
女性用は10㎜幅。
かなりの幅広仕様です！
仕上げ加工
出来上がったワックス原型は、鋳造加工を経て、地金の状態になります。
今回の素材は、シルバー。
鋳造後は、その加工特性上、若干の収縮がおこります。
ワックス原型の時と金属の状態になった時とでは、サイズに誤差が生じます。
予め収縮を見越して原型サイズを大きめに製作しておくのですが、
鋳造後にも仕上げ加工で手を入れないといけないので、必ず微調整は必要になります。
多少サイズが小さくなっているので、リングのサイズを合わせていくのですが、
この時に熱を加えて地金をなまして柔らかくしてからサイズを少し延ばしていきます。
指輪のサイズは、
男性用が25号。
女性用は16号。
といっても、この号数はお指のサイズで、実際の指輪の号数とはちょっと違います。
この指輪のワイド感！
25号の指に、25号の指輪では入りません。
幅がありすぎてキツく感じるんです><；
指輪は、同じ号数ならリング幅が広くなるほどキツく感じるようになります。
25号相当に感じるように、指輪は1号位は大きめにします。
指輪の内側には、品位刻印を打刻します。
品位刻印とは、素材が何かを表示する刻印で、今回はスターリングシルバーなので
以下のいずれかの表記を刻印します。
ーーーーー
- SILVER
- SILVER 925
- 925
- SV925
ーーーーー
など、表示方法も色々です。
どれを刻印しても構わないので、これは作り手さんの感覚によってそれぞれ違うと思います^^
もうすぐ完成です。
デザイン上、2段の段差がついた指輪なので、模様が入っている部分は鏡面仕上げに。
一段下がった部分は、ヘアライン加工でツヤ消し仕様にして、デザインにメリハリをつけました。
模様は、凹状に彫り込んであるので燻し加工で、コントラストをつけます。
トライバル調なので、男性的でかっこいい仕上がり感になっていますが、
そんな中にも女性用のリングの方は、デザイン中に「ハート」を組み入れて、女性らしい印象に。
お気付きでしたか？^^
ご夫婦でワイドなシルバーリングを身に着ける「オシャレでかっこいいご夫婦」・・・だと（勝手に）想像しています^^
Misabouでは、ご遠方からのご相談やご依頼が非常に多く、ほとんどが県外のお客様なんです。
今回は、奈良県在住の方からのご相談でしたが、メールやLINEでのやりとりをしながら、打ち合わせをし、
原型を確認してもらう際には、画像を送って確認していただきます。
完成時には、改めて完成した作品の画像を送って、確認いただいてからのお納品という手順で進めています。
どのような方なのか、お目にかかることもなく、お声を聴くこともないまま、ご希望を伺って製作をしていくので
手掛けている期間は、「こんな感じの方なのかな」「こういう雰囲気お好きかな」とか、
色々な想像（いや、妄想に近いかもしれませんが^^;）をしながら、雰囲気を巡らします。
直接対面はしなくても、あなたの想いをカタチにすることは可能です！
そのお手伝いをさせていただくのが、Misabouのオーダーメイド。
「男性の職人さんだと、”○○な感じ”の【感じ】が伝わらないんです～！」
というお声もちらほら聞こえてきます。
（男性職人さん、ごめんなさい^^;）
もちろん、その辺りも上手に汲み取っている男性職人さんもたくさんいらっしゃるとは思いますが、、、
「感じ」や「雰囲気」で伝えるのは女性特有の伝え方かと思います。
同性だから伝えやすい。
とか。
逆に、
女性目線での「カッコいい」を身に着けたいという男性もいらっしゃいます。
女性職人が手掛ける、メンズ用シルバージュエリー。
Misabouで、あなたの想いを形にしませんか？
最後まで読んでくださり、ありがとうございますn(_ _)n
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