高知のオーダーメイドジュエリー専門工房のMisabouです。
さて、いきなりですがタイトルにあるように今回は「インターナルピアス」がテーマです。
ボディピアスは専門ではないので名称とか詳しい仕様など私も詳細を把握していないものもたくさんあり、この度少し勉強をしました^^;。
ボディピアスも実に様々な形状や仕様の違いによって名称、呼称も色々あるようです。
■インターナルピアスとは・・・
ボディピアスはネジ山仕様になっているものがほとんどで、キャッチとなるボール側がネジ式となっていて それを回すことによって着脱を行いますが、スタッドタイプのボディピアスの場合、シャフト本体(耳に通す部分)にネジ山がついているエクスターナルタイプと、 ボール部分にネジ山がついているインターナルタイプの2通りがあります。
とにかく百聞は一見・・・なので、さっそくご紹介♪
まず、
silverピアスのトップの部分をポストと切り離して、14G用のネジにつける事は出来ますか???
というご相談からです。
「14G(ゲージ)」というのは、ピアスのポスト(シャフト=棒)の直径サイズを表しています。
14ゲージ=1.6mm径ですので耳に通す部分の棒の直径は1.6mmサイズでの製作となります。
お預かりしたピアスは、トゲのような形のデザイン部分が約1cm程度の大きさのノーマルピアス。
上画像のピアスを下画像のような仕様にします。
ご希望は、
”14Gで棒の部分の長さは、棒のみの長さ6ミリ 丸い玉の部分が3ミリ玉
もう片方が、トゲの925シルバーのもの”
という条件なので、そのサイズになるように各パーツを製作していきます。
ネジ切り加工をする必要があるので、シャフト(棒)と玉の部分は柔らかいシルバーではなく硬めな素材の18金ホワイトゴールド素材で製作することに。
*ホワイトゴールドといっても、シルバーやプラチナのように元々白い金属ではなく僅かに黄味がかった色合いをしているため、ホワイトゴールドは見た目を白く見せるために一般的にロジウムメッキ加工が施されています。
例にもれず、ホワイトゴールドの部分はロジウムメッキ加工。
よくみれば、玉側のネジ山の一部が色が違っています。
メッキがかかっていない少し色が違って見えている部分が本来のホワイトゴールドの色なんです。
メッキ層は大変薄い膜ですから、ネジを回すことでメッキはすぐに剥がれてしまうこともあり、ネジ山の奥に入る部分にはメッキをかけていません。
ピアスをつけっぱなしにする事が多いということで、例えネジが緩んでもすぐに外れないよう、外れにくくするために 今回、ネジの距離を少し長めにしています。
今回、金具部分のみの製作でしたが、シンプルにみえて意外と作業工程の数は多いんです。
ボールの製作、シャフト用のパイプの製作、ネジ山用のポストの溶接、ネジ切り加工、メッキ加工・・・。
見た目よりも手間、かかってます^^
ピアスはアクセサリーの中で唯一、身体へ直接通して着けるものですから 通常よりもより気を遣った作業となります。
安全安心が一番ですからね!^^
(↑最近よく耳にするフレーズですが・・)
ボディピアスに関しては当方は専門ではないので、製作可能な仕様には限りがありますが、作れるものに関してはお作りさせていただきます!
可能なシャフトの形状は、ストレートかバナナ状の2タイプ。
市販のボディピアスのようにステンレスやチタンなどの特殊合金素材での対応は出来ませんので、悪しからず・・・^^;。
最後まで読んでくださり、ありがとうございますn(_ _)n
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