オーダーメイドジュエリー専門工房のMisabou Studioです。
今回は、小指用のリング「ピンキーリング」のオーダーメイドをご紹介。
奥様へのプレゼントに・・と、ご主人様からのご依頼です。
ご自身がお持ちだったダイヤ５石を使って、「ミリ単位の華奢なネックレスを」というご主人のご希望。
”あれ？ピンキーリングじゃないの？”と思ったあなた、さすがです（笑）
これには事情がありまして・・^^
まずは、ネックレス用のデザインから。
シンプルでカジュアルさもある、プチっとしたネックレスのデザインをご提案します。
ご検討いただいていたのですが・・・
オーダーで検討しているのが奥様にバレた（？）らしく^^;
急遽、奥様直々のご希望を取り入れてピンキーリングへ路線変更することに。
改めて、仕切り直します。
提案のデザインの中から、希望に添うものがあれば選んでいただき、なければ改にアレンジを提案。
やり取りをしながらデザインが決まったら、原型製作。
立体感やボリューム感の確認をしてもらいます。
ピンキーリングということで、一番外側の指に着けるわけですから指輪の腕のラインもすっきりみえるようにライン取りも考慮します。
実際に入れるダイヤを原型時に仮合わせをして、位置確認も行います。
単純に原型の上に石を乗せているだけなので、石はまだ浮いたようになっていますがこれで場所のバランスを確認。
木芯に入れて、着用時のバランスも確認。
元々は、粋に角度をつけたアルファベットのZ（ゼット）デザインなのですが・・
木芯にいれた画像だと、角度のついていないにZ（ゼット）にみえますね。
でも、実際は小指に着けるので自然と角度がついたZ（ゼット）デザインになります。
単に視覚的なギャップといいますか・・。
でも、こういう要素もお客さまにとっては、「希望したのと違うんじゃない！？」と不安に思う要素です。
「着用時にはこうなりますから、ご希望通りです。大丈夫ですよ～」と、不安な点は解消していただけるよう説明。
原型OKになったら、金属での製作です。
原型を鋳造して、枠を仕上げて、石を留めて・・・。
一連の作業を経て、完成へと・・・。
できた。できた。
と、思った矢先の大事件！！
なんと・・・
金属素材を間違えてしまうという、なんとも取り返しのつかない大失敗をしてしまったのです。
画像を見ればわかるとーり、製作したのはゴールドの指輪です・・・。
でも、注文はプラチナだったのです（ー ー;）
こんなミスは職人人生で初めて・・・。
何をどーしてゴールドと思い込んだのか・・・。
確認していれば防げた事を・・・それが抜かってしまったばっかりに・・・。（後悔先に立たず・・）
お客さまもガッカリですよね、これは・・・。
こんな失敗をするなんて～T0Tなんてこと！！
お客さまには、ただただ・・平謝りm(_ _;)m
（申し訳ございませんっ！！すぐに作り直します！）
とゆーわけで、大急ぎプラチナで再制作（汗）
ゴールドの時と同じようになるように、作り直します。
そういうワケで、途中行程を撮っているヒマなどあるわけなく・・・（焦）
なんとか仕上げへ漕ぎつけ、お納品。
今度こそプラチナです。
今思い出しても、体中から変な汗が出てくるようなこの事件。
お客さまにご迷惑をかけてしまった事が、最大の汚点。
今では、2度と同じミスはしないよう２重にチェック・確認をしています。（←当たり前のことですね）
２度と懺悔のブログにならないよう日々精進してまいります・・・。
Y様、その節は大変ご迷惑をおかけしましたm(_ _)m
最後まで読んでくださり、ありがとうございますn(_ _)n
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