オーダーメイドジュエリー専門工房のMisabou Studioです。

今回のオーダーは、ペアネックレス。

Misabouでも一番多くご依頼いただくアイテムのネックレス。

指輪と違って指の号数などのサイズを気にする必要がなかったり、日常身に着けてもらいやすいということで

「お相手へプレゼントしやすい」ということで選ばれる事の多いアイテムのようです。

モチーフ

デザインのご希望は、

• 2本合わせて1つのデザインに
• 毎日身に着けたい
• 個性的な変わったデザイン

が基本的なご希望でした。

デザインへのこだわりポイントは、

月とか星とか空が好き
イニシャルをSとK

ということなので、これらの要素を踏まえてデザイン提案します。

何点か提案した中から、お選びいただいたデザインを製作！

初回の提案の中にお目に留まるデザインがあれば1発で決まる場合もありますが、

2回、3回、、とご要望を踏まえながらアレンジ提案を行い、ご納得のデザインを作り上げていく

「打ち合わせ」をMisabouでは徹底的に行っています。

今回も、初回提案分の中からご希望に近いものを選んでいただいて、そこから更にブラッシュアップ！

最終的に納得のいくデザインへと落とし込んでいきます。

なので、初回提案分に希望のデザインが無い、、という場合にも諦めずにご自身の希望を伝えてくださいね。

原型製作→鋳造→仕上げ

さて、製作です。

色々な工具を使って製作を致しますが、今回、細部の細工にこのような先端が細い工具類を使います。

シンプルなデザインなだけに、際立ち感が大事なデザインなので、細部の仕上げを原型時点でしっかり行っておきます。

ワックス原型が出来たら、それを鋳造工場に送ります。

ワックス原型を元に、石膏型をとり、その石膏型へ溶かした金属を流し込んで、ワックス原型を金属にするのが「鋳造」です。

鋳造から戻ってきた状態が↓こちら。

「湯道」といわれる凸状のおへそみたいなものが付いた状態です。

これを切り取り、研磨をして仕上げていきます。

一通りの研磨を終えました。

シルバーの特性

今回は、シルバーで鋳造しました。

当初、ご相談いただいたのは こちらの実例がきっかけでした。

ということもあり、元々のご希望は「プラチナとピンクゴールド」をご希望だったのですが、

ご予算の都合もあり素材はシルバーをご提案させていただきました。

その代わり、シルバー特有の変色する性質を利用して「燻し加工」を行うことで、デザイン性をアップしようと考えました。

専用の燻し液を使って、部分的に黒く加工をします。

イニシャルデザイン部分を凹状に彫り込んであるのですが、そこだけを燻します。

こんな感じに。

厚みもあるので、ペラペラして安っぽい、、なんてことはありません^^。

ペアネックレスなので、それぞれの大きさにも意味があります。

こんな感じに^^。

2つを合わせると男性が女性を包み込むようなイメージで、ぴったりとサイズが合うようになっています。

サイズだけではなく、デザインも合うようになっています。

刻印も個性的

裏面へ刻印を入れたら完成となります。

ご希望の数字をそれぞれに「16」と「14」と入れました。

フォントも非常に個性的なものをお選びいただきました。

今回のフォントは、「Neuropol」というフォント。

デザインに用いたイニシャルは、「S」と「K」。

２つ合わせた時に、イニシャルになるように、、。

そして、別々に独立した状態の時でも、それらがデザインとして成立するような配置やライン取りが必要になるのですが、

そのあたりがデザインアップの際のポイントになっています。

シンプルだけど個性注入のペアネックレス、完成です♪

あなたも、大切なパートナーへの想いを形にして、分かち合って身に着けてみてはいかがでしょうか^^？

お二人の「個性」のお手伝いをさせて頂きます♪

 

 

 

 

 最後まで読んでくださり、ありがとうございますn(_  _)n

 

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